千鳥と蝉のタティング手提げから花瓶カバーにアレンジする

タティングレース

イロハ通りに進まない

1924年(大正13年)発行 『新しいタッチングの仕方』の『千鳥形手提袋』を再現していたら途中で止まってしまいました。

ここからど〜行くの?

パズル大好き助太刀先生現る!

これを相談していた先生からヒントが来ました!

色分けするとわかりやすいですね〜

やはり私の止まっていた緑の所で左右の図が違っているので図が間違っていたようです。

助かりました〜

続きやってみても・・・なんでこう行くのか、意図が不明なパズルです。

ていうか、迷路です(≧∀≦) なんで三つ葉じゃダメなの? の連続…
でも再現トライですから、『イロハニホヘトチリヌルヲワカを繰り返す』に従ってここまで来ました…

四角に区切って番号を付けてなんとかできそうです。
あとは網模様なので、簡単です。

なんで千鳥というのか

この手提げの名前の『千鳥形・・・』が気になって調べました。

千鳥とは鳥の名前ですが、皆さまもご存知なのは鳥の飛び立つさまのような柄の千鳥格子です。(欧米ではハウンドトゥース(猟犬の牙)柄

千鳥形で調べると、江戸うちわで左右非対称の変形したフォルムがきれいな千鳥うちわ(柄の部分が千鳥に似ているから)

杭や金型で言うと、互い違いやジグザグにするものを千鳥打ち、千鳥穴など言うそうです。

ではこの手提げは?

千鳥格子とは違いますが、確かにあみだくじのようにジグザグに進みます。

レースの下の部分もジグザグしていてますね。

ジグザグしたものの総称で千鳥と言ったのでしょうか?

それとも、いく分上のレース部分がフワッとし、下の布部分がしぼんでしますので、このフォルムを千鳥としたのでしょうか?

蝉形も現る!

今更言うなよって話なんですが…

別な本 1924年発行 『タツチング編物』に、先日の千鳥と目数こそ違いますが、ほぼ同じ感じの編み図を見つけちゃいました!

その名も【蝉形手提】 バッグに蝉形って… 見りゃわかるけど…

そしてこの編み図は、千鳥の時と進み方が違います。

上から三つ葉で123, 456 と進みます。こちらの方がクリア(≧∀≦)

でもこれで、2つのやり方どちらでもできるし、どちらも正解と言うことがわかりましたね。

それに千鳥形も、蝉形から考えるとフォルムのことだということがわかりました。

さて何にしようか

これ、2019年の暮れに作っていたのですが、お風呂で滑ってあばらを打ってしまって、寝返りも打てないときだったので、手提げにするのはあきらめました。

小さくても何かをカバーしようと、試行錯誤を繰り返し、100円ショップをめぐって1輪挿しを探し、花瓶カバーになったのです。

そしてできましたのが、モダンガールのタッチングシリーズの【千鳥形花瓶被】です。

Aphyu モダンガールのタッチング【千鳥形手提袋より花瓶被】 キット

難易度 ★★★☆☆
リング、ブリッジ、ピコつなぎ

サイズ 直径約11cm×高さ約8cm
内容:レシピ   糸 (リズベス#20) リボン

必要道具:シャトル1個 はさみ ボンド(またはとじ針)

かわいいの向こう側

私は20年以上商売をしていますので、何かを作るとき、自分が好きか嫌いかというより、お客様が好むかどうかを基準にしてしまいます。

ですからできたものがかわいいかどうか、自分ではあまりわかりません(>_<)

でも、実はこれ、アルバイトがカワイイ〜!と絶賛してくれて、自分用にも作りたいと言ってくれたんです。

まさに怪我の功名でした♪

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