リングのお花の最後のつなぎ・・・これはタティングの先生でもかなり分かれるところだと思うのですが、やり方はいろいろあり、作品によって臨機応変に使いこなせるのが正解!と言うところなのだと思います。
しかし、実際はやりやすい方でしかなかなか使えず、まして教えるとなると伝えやすい方になってしまうというのが現実だと思います。
生徒さんの方も、やり方はいろいろあるのだけれど、ここではこうする方がいい・・・と理解していただければいいのですが、苦手意識があったり、私はこう習ったので・・・と変えられない方も多いのです。
まあタティングは間違えていなければ正解なので、できていなければ直せばいいし、シャトルが違う方に出てしまったのなら、切って反対側に持って行ってつないで始めてもいいのでは?と思います。
このイチゴはアルバイトがお友達に頼まれて作り始めたそうです。
あまりにかわいいので、オリムパスの金票で私も作ってみました。
作ってみると意外と簡単で、空いていているところに次々に五つ葉をつないでいけばできるのです。
しかし、立体だからシャトルは前に出なければいけない・・・という思い込みで、ずっとやりにくい方でつないでいました。
私たちが習った先生は、2回畳んでつなぎ、シャトルが後ろに出る先生なので、前に出したことがありませんでした。
前に出してそのまま続けるときには、畳み方を逆にすればいいので、どうしてもの時にはそうしていたのですが、今度ばかりは狭いです。
アルバイトは以前井川先生に立体を教わったときの動画を何度も見返して、前にしてつないでいたので、私もそうしたのです。
教えて欲しいと言われた時も、先生はアルバイトにしてもらい、前に出してつないでいたところ、どうしても伝えにくくて、わかっていただけないようでした。
そこで私が【できるならどっちでもいいんじゃない?】と言いましたら、スイスイ進んでいつも通りでもできたそうなのです。
私も試しにやってみました。
できるな・・・でも最後ばかりは前に出すのかな・・・と進めていますと
最後の一つまでは2回畳んでもできてしまいましたし、なんと一番心配してした最後の五つ葉の最後のピコは、普通に左側へ来て、折ることすらせず、いつも通りのピコつなぎでできてしまいました。
もちろん押さえてつなぎますので潰れますが、後程つまようじで形を整えますと糊も付けずに立体になりました。
やりにくい技法で悩みながらするより、できることでやってみるのは大切だなと思いました。
それでもヘタのところだけはそのあと茎を作るので、前に出した方がいいです。
難しい方は、後ろにシャトルが出る方法でやってしまっても、1回だけなのでシャトルの糸を一度外してヘタの前に出し、もう一度シャトルに巻きなおして もう一方の糸をいちごに通してヘタの真ん中に通してギューっとして、そこから茎を作ればいいのです。
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