タティングを固めるにはどうすればいいですか?
タティングレースを固めたい!と思ったことはないですか?
ピアスの形をキープしたい、球体や何か形のある物にしたいなどの場合、硬化剤が必要になることもあるでしょう。
タティング用硬化剤などあるわけもないので『固めるのは何がいいですか?』と訊かれたりしても、なんとも・・・と濁していましたが、この際いいとされるものをみんなで試してみることにしました。
タティング硬化剤研究会開催準備
ちょうど月一で日曜に営業日を設けようと思っていたところでしたので、ご来店の目玉になるよう、日曜に開催することにして、参加者を募集しました。
比べるのは、巷で評判の!? ネオ・ルシール、スティフィ、アリーン、100円ショップのデコパージュ液に決めました。
固まるのに時間がかかる物もあったので、2週間前に固めておいたものを準備していました。
使い方、注意点、記入していただく硬化時間や気づいたことなどを記入する紙も用意しました。あとはお客様を待つのみです。



下準備でお試し
たぶんなんですが、みなさんも実際にいろいろ固め比べしたことはないと思います。
私は全部固めてみたのですが、固まり具合は、カッチカチにするなら実はそんなに変わりません。
スティフィですが、硬化の具合は薄め方で変わり、よくYoutubeなどで観るドボンと液に付け込んでしまえばカッチカチになります。
平らなものもおわん型にできるくらいです。
しかし、ネオ・ルシール(気体ですが、液体になるほど)をたっぷり染みこませてみたらやっぱりカッチカチになるのです。
これは硬化の強度よりも使い心地の勝負になりそうだ・・・と思いました。

さあ固めてみよう~みんなで楽しく研究会~
準備するものは、汚れてもいい服装、エプロン等、テーブルにはサランラップ、タオル、塗るための筆や薄める水、念のため、ゴム手袋等です。
水で薄めたり筆で塗る スティフィとデコパージュ液


ちょっと面倒ですが、薄め方で硬さを調整でき、2度塗りや、1晩乾かすなど、時間が経つと硬く固まります。
有名なスティフィーは、以前は1200円くらいで買えましたが、今は倍以上になりましたし、当店では仕入れができません。今は100円ショップでもデコパージュ液なるものが売っていて緊急なら便利です。
スプレータイプは手軽 注意点もある
見本でもわかっていたのですが、Aleen’sの液体スプレーは少し柔らかめでドイリーなどにいいかもしれません。
ネオ・ルシールは・・・
スプレーが可燃性の為、火気厳禁、においがしますので換気が必須です。缶にも吸い込むと有害とあります。


しかし、スプレーする場所に気を付ければ、硬さの調整ができて、乾きも一番早く、手軽です。
気になるにおいも、スプレーするときはしますが、2週間前に固めたモチーフからはしませんでした。
日本の会社ですし、ドライフラワーや胡蝶蘭を長持ちさせるためにも一般的に使われているものなので、換気に気を付ければ心配ないと思います。
推しが決まった
ネオ・ルシールは、私の先生もお使いになっていたし、当店でも仕入れができるので便利です。
今回の4名様みなさんも、一番使いやすいとおっしゃっていました。
そこで当店では、ネオ・ルシールを推すことに決定しました\(^o^)/
タティングを固めたい!と思ったときには思い出してください。
やってみなけりゃわからない
今回のワークショップでみなさんいろいろおしゃべりをしながら、思い思いに硬化剤の使い心地をお試しされました。
なかなか乾かない、思ったより固まらない、カチカチになってしまった、染みてしまった、目がつぶれてしまった、ぼってっとしてしまった・・・いろいろ思われたかもしれません。
思ったよりうまく仕上がった! いい硬化剤を見つけた\(^o^)/ 学ぶって楽しい!いい経験になった\(^o^)/
うれしいお声もたくさんいただきました。
この体験が皆さんの新しいタティングワールドの入り口になりますように。
ぜひご覧の皆様も、いろいろなものを実際に使って試して、自分で考えて、新しい何かを見つけてください。
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