中原中也に思う~大正ロマンっていいよね~

カルチャー

ビジュアルに惹かれて『ゆきてかへらぬ』を観ました。

なんといっても広瀬すずの『大正ロマン』スタイル!

帽子に赤い口紅、ローウエストのワンピース

自分意思で自分を生きるモダンガールそのもの、似合う〜!

そして中原中也のビジュアルの再現度!

マントをなびかせてローラースケートを滑る姿は美しい。

カッとなるとすぐに手が出たり、強がりを言ったり…

無邪気さと危なっかしさに、そりゃ惚れてまうやろ〜

原作は広瀬すずが演じた長谷川泰子さんの自伝的な小説らしいので、ストーリーはほぼ実話のようです。

日本の古い風景にありながら、詩人と女優と文芸評論家のセリフのやり取りは、フランス映画を思わせるように詩的で、私は好きでした。

でも今の感覚に合わせたのか、かなりあっさりしていたので、個人的にはもっとドロドロしていてもよかったのに⁈と思ってしまいます(^_-)

二子玉川には、広瀬すずさんと岡田将生さんの衣装が展示してありました。

中也のあのマントは日比谷にあるそう。

中原中也なんて『汚れっちまった悲しみに…』くらいしか知らないけど、木戸くんの演技が素直で良かったので、とても身近に、魅力的に感じました。

そういえば、宇都宮時代の知り合いに、縁あって一緒にライブを企画したバンドの子がいたのだけど、

その中に、背が低くて、いつも本を読んでいて、両親とも学校の先生で、実家が近いのに一人暮らしをしていて、お金がなくて、悲しそうで、変な帽子を被っている無口なギタリストの子がいて、

『中原中也みたいだね』

と言ったら、たいそう喜んでいたのを思い出しました。

でもなぜだろう。

恋愛感情がなかったからか、顔は思い出すのに苗字も名前も思い出せません。

折しも、オリムパスさんから大正ロマンカラーの糸が発売されました。

エミーグランデなので、今回はいいかな・・・と思っていたのですが、レトロな巾着が作りたくなりました(^_-)-☆

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