タティングや、歴史を知るヒントになるかと思い、あまりテレビでは観たことはないのですが、『ダウントン・アビー』の映画を観て来ました。(2019年公開)
登場人物は同じものの、テレビの続きと言うより、あるドタバタの1日を描いているので、予備知識がなくても支障はなく、衣装や振る舞いや、食事やインテリア、パーティの様子などを楽しみました。
ストーリーは簡単でわかりやすく、渡る世間〜の貴族版のような感じです。
1920年代とのことですので、ちょうど日本やアメリカやヨーロッパで、タティングの本が何冊も発行された頃です。
レースについて何かあるかと思いましたが、ほぼなく、象徴的な衣装として、『アールデコ』調のドレスやワンピースなどが使われていました。
『アールヌーヴォー』と『アールデコ』の違いとは?
『アールデコ』って、同じ頃のデザインの『アールヌーヴォー』といつも混乱するんですよね。
というかなぜか反対に思ってしまうのですが、『アールヌーヴォー』は植物や花などのモチーフで曲線的で装飾的、『アールデコ』は幾何学模様などの直線的で機能的なデザインなんです。
ですので、映画の直線的なラインにローウエストのワンピース、ショートボブにつば狭帽子、シンプルなネックレスなどは『アールデコ』です。
まさにモダンガール♪
映画『ダウントン・アビー』のイメージと、DMCディアマントの新色がとてもマッチしたので、モダンガール用のアクセを作りました。
元ネタは、変なの!と敬遠していた大正時代のネックレスです。
大正13年発行 新しいタッチングの仕方より
野村 登美路著 子供用首飾り編方
2019年にキットにしたのですが、売り切れて増産しようとしても、どうしても元のPDFが見つかりません。
捨ててしまったのか・・・?
印刷した紙はありますが、もう一度作り直す元気もないので、PDF(印刷の紙のスキャンです)を公開したいと思います。
作品の制作も販売もOKですが、レシピのコピーの販売はご遠慮ください。
藍炭・・・アンスラサイトグレー [Art.380 D317]
白金・・・ライトシルバー [Art.380 D168]
桃金・・・オールドローズ [Art.380 D225]
途中、輪締めという技法が出て来ますが、当店での解釈の動画を上げています。
参考にしてください。
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