2020年6月 持続化補助金コロナ特別型第2回にチャレンジ
※コロナ特別枠は今は終了しています。2022年はインボイス制度などにもつかえる【持続化補助金一般型】になっています。詳細は公式HPへ
どうにかせねば・・・
2020年4月に緊急事態が出されてから、個人事業にも出された【持続化給付金】は、中止になったホビーショーの準備の支払いに消えました。
これからの家賃や光熱費、今後の運営費をどうしようとあちこち調べて、新しく【持続化補助金コロナ特別枠】というのができたらしく、それにチャレンジすることにしました。
調べれば調べるほどとても難しく、経費は先払いしなくてはならず、入金までに時間がかかるとのことでしたので、ちょっと躊躇しましたが、2か月何もできないよりは何かしてみようと申し込んだわけです。
事業内容を考え応募へ
第1回はほぼ採択されたとのことでしたので、第2回に申し込みをしました。
採択の条件が、感染防止と、事業のオンライン化を進めること。
当店にはうってつけの条件でしたので、オンラインレッスンや、動画付キットなど、オンライン化の計画と、消毒やアクリル板などの感染対策費の計画書を提出しました。
事業名はその名も『人と世界を結ぶタティングレースを、オンラインでも結ぶ』です。
2020年7月 採択決定!
申し込みから採択決定日まで、何の連絡もありません。
第1回は80%以上採択されたとのことでしたので、採択されるかされないかというのは、事業としてできているかできていないかの試験のようでした。
ようやく採択決定!のお知らせが・・・いや~この1ヶ月は長かったです。
第2回はなんと! 90%以上の採択率でしたので、ラッキーでした。
第3回、第4回は50%以下の採択率でしたので、第1回、第2回は、切羽詰まった業者に給付金のような救済措置だったのでしょう。
2020年10月事業開始・11月半額入金
採択決定・・・何事にも時間がかかる
何をするのも1ヶ月ずつかかります。
採択通知書が8月到着、内訳や予算を細かく申請が9月、事業を開始していいよのお知らせが10月に到着。
これをもって、事業開始です。2021年3月までにすべてを実施し、予算を使い切らなければ、補助金はもらえません。
<補足>コロナ特別枠では、緊急性を鑑み、すぐに半額が入金されましたが、一般型はすべてが終了するまで1円も入金されません。
半額もらっても焼け石に水だが、購入開始
計画の決定を受け、予定していたものの購入が始まりました。
家賃を払うのもきついところに、お金を使わなければいけないのは本当につらかったです。
・オンライン化で購入したものは、リングライトや三脚、オンラインレッスンのキットを飾る棚など
・広告費として、タティングまつり開催やHP改装、オンライン広告、看板、パンフレットの制作
・感染対策では、消毒液噴霧器、手袋、マスク、アクリル板などです。
ただし、パソコンやカメラは汎用性があるということで除外で、これらは後にIT化補助金というものができて、そちらは対象でした。
2021年3月報告 書類づくりも1ヶ月かかりました(>_<)
見よ!この報告書の山を!
店内を改装した方や、100万円の空気清浄機を買った方は10枚程度だったそうですが、うちは細かすぎた・・・
1品につき、見積もりから、納品書、請求書、振込票、通帳の控えなど、大量です。
レターパックに入らずA4 60㎝の段ボールに入れて送るほどの書類製作、見直しに1ヶ月かかりました。
不備を直しつつ、承諾されるまで7か月・・・2021年10月入金
これを審査するのに7か月かかりました。その職員の人件費よ!
そしてこの量の書類に不備がないわけない!見つけるたびに再提出、それを見るまでにまた1ヶ月・・・
それでも、不備は2件のみで、1件は売り上げ相殺(してはいけないと説明書にあったそう)していたことと、もう1件はバイトのバス代220円のうち20円は消費税だということくらいでした。
最後はもう、それでいいです、早く終わってくださいと言いたいくらいでした。
そして10月にようやく全額入金となりました。
まとめ
この1年半、初めてでつまづきながらなんとか補助金をいただくことに成功しました。
今回分かったことは
・補助金とは、困った企業を助けるお金ではなく、今後の発展のために企業としてちゃんと体裁を整えるために使う。
・世の中の経済を回すために、格安品でなく、定価で色々なものを買うためのお金である
ということです。
なるべく節約してやり過ごそうという当店向きではなかったかな…
申し込みから入金までに1年以上かかります。お申し込みの際はある程度の余力が必要と思います。
これは!という事業がございましたら、是非チャレンジしてみてください。
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