デザインができるまで~作家でなくてもできること~

タティングレース

お店では最後の1つというのがなかなか売れず、そのためにデザインを考えてキットにして販売すると、それが思いのほか売れてしまいまた買わなければいけないことがあります。

最後の1つのLazy Daisyのブロンズ糸、ところどころ糸のツレがあって、1巻で売ることができずに残っていました。

ピアスとかならできる糸が何点か取れそうだと、簡単なピアスのデザインを作ることにしました。

著作権切れの本のデザインを参考にすることにします。

念のため100年くらい前がベストです。

すると、ドイツの1920年発行 Schiffchen-Spitzen という本の中にかわいいモチーフを見つけました。

ピアスには少し長い気がしましたので、翻訳もせず、適当な目数でエミーグランデで作ってみます。

大体で作りましたが、まあまあの形になりました。

Daisy糸に近い太さのラメの残り糸で試し結いをします。

大丈夫そうです。

コパー色のタガービーズを買ったまま放置してあるのを思い出し、ビーズを入れたピアスにすることにします。

細いCカンを切らしていたので、組み立てはまだですが、大体こんな感じになります。

何とかあるもので、素敵なピアスができました。

人気過ぎてまた糸を買うことになるかもしれません(^_-)-☆

1つできてしまうとアレンジが浮かんできます。

元ネタのモチーフがアザミに似ていたので、アザミ風に変えて作ってみます。

実は目数は全く同じで、ビーズの数だけ変えています。

もう最初のモチーフのデザインとは全く違っています。

作家ではないので、0から1を作ることはできませんが、何かを作っているうちに、思いついたものをどんどん試していくと、また違ったものができていきます。

これはもうパクリではなく、デザインと言えるのではないでしょうか?

最後の糸を売るために作ったものです。

『糸とビーズはあるのでレシピだけください』とか、『色違いないですか?』とか、なくなってから『次いつ入荷しますか?』とかは無しでお願いします。

商用可のデザインですので、デザインを買って、別な糸やビーズのアレンジで元を取っていただければ幸いです。(Cカンが届き次第、キットを販売します)

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