完売した後にやってくる恐怖の問い合わせ
大人気の商品が秒で売り切れたなら別なのですが、何年も売れていない商品の最後の1個が売れたとたん、あれが欲しかったのに、もう入らないんですか?とお問い合わせをいただくことがあります。
無くなった翌日、遅くてもその週には連絡が来るのです。
すぐに入荷するものならいいのですが、廃番になってしまっていたり、材料が揃わないこともあります。
何年も見ていたなら、そしてなくなってすぐわかるほど見ていたなら、もう少し早く買ってくれていたら・・・と思います。
今じゃないけど、欲しいときにはあって欲しい・・・という心理でしょうか?
最後の1個は買いたくないけど、ないとなれば取り寄せてまで欲しいという心理なんでしょうか?
千疋屋にしかできないこと
旅立つ前に『最後にメロンが食べたい』というお客様の願いを叶えるために、千疋屋はいつでも食べごろのメロンを冷やしている
と聞いたことがあります。老舗らしい最高のサービスですね。
明日腐り始めるかもしれない食べごろのメロンをいつも持っておくのは、経営に余裕がなければ無理な話ですが、最後の頼みの綱で思い出していただけるほどの信頼と実績のある名店ならではという話です。
メルカリ攻略法に学ぶ
メルカリ攻略法的なSNS投稿で、売り上げを上げる方法として
限定○○個!
○○日○○時まで!
的なあるある限定ワードに加え
【ラスト2個!】
というワードが入っていました。
ああ、そうか!
1個では残り物っぽくて買いたくないし、在庫がたくさんあれば、売れてない、もしくはまだ大丈夫だと思って買わない。
ラスト2個!はいいワードかもしれません。
でも2個と言って1個しかないのに2個売れたらいけないので、たくさんあるものでも2個ずつ入れるのがいいんですかね。それって詐欺ですか?戦略ですか?
いい感じの言葉の裏の意味
商売をしていると、普段こうやって何とか目に付くようにいろいろ工夫をしますけど、一般の方はあまりわからないんですよね。
バイトに話すといつも文字通りにとらえて、『あ~そういう意味があったんですね・・・』と言われるので、一般の方もたぶん文字通りに感じているのでしょう。
当店に支障のない言葉で例えばですが、季節先取り=去年の残り おすすめ=在庫があるもの である場合が多いんですよ!気を付けて!
お客さんだって負けてない
『問い合わせが多いから販売を始めたら、1個も売れねーじゃないか!』
と叫んでいる作家さんのポストを見たことがあります。
作家さんや個人店に言いますが、お客様の『これいい~』『あったら欲しいかも』は信じてはいけません。
『絶対買いますので取り寄せていただけませんか?』ですら、結局キャンセルになることも多々あります。
対応していいのは【前払いでもいいので作ってください(取り寄せてください)】くらいです。
そして一番いいのは、予約期間に予約してもらい、店頭に並んでいるうちに買ってもらうことなのです。
作家さんとお客さんとメーカーとお店の見方の違い
先日7色の大人用おむつを作って投稿して『商品化しないのですか?』の質問に『メーカーではないので一人で商品化は無理ですね。』と答え『ぬか喜びさせるな』と言われている方がいらっしゃいました。
オムツといえば、確かに白かベージュくらいで、素敵な色はありませんね・・・
いいアイデアだと思います。
コメントではみな作家さんの味方でしたが、私から言わせればお客様の気持ちもわかります。
デパート催事の仕事をしていた時、看板がわりに最高のものを非売品で置いていると、 『売り物でないものを置くな!これ見よがしに一番いいものが非売品なんてお客様に失礼』と言われてました。 そこで什器や出来上がり見本にだけ非売品の札をつけて置いたものです。
素敵な作品はみんなに見ていただきたく、商品化も言われればしないでもないのに、自分では大量生産の能力もなく、個別受注の手間もかけたくないのなら、『今回は自分用に作りましたので販売はしませんが、商品化どうですか?メーカーさん』の一言でも添えればいいのにと思います。(とはいえ作家さん信者の前でコメントはしませんが)
メーカーはプロの目で見て、採算が取れるかどうかで決めると思いますし、お店は、販売するものしか仕入れられません。
それに、私がメーカーなら、色を付ければいいのか!と自社開発を目指すと思います。
まとめ
世の中の影の部分がいろいろ露呈してきた昨年~2024年
よく見る情報が正しいとは限りません。
いい感じのことを言っているのは文字上のことだけで、本当は違うかもしれません。
そろそろ自分の目で見て、考えて、世の中が動くのを待たずに自分選んで、決めて、お買い物 (販売も)しませんか?
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