愚痴になっちゃうかもしれないですが、お店に『YouTubeで勉強したんですが判らないところがあって・・・』といらっしゃる方がいるんです。
そして私にYouTubeを開けさせて、わからないところを見つけさせて、無料で解説させようとするのです。
私は『YouTuberに広告が入ってしまうので、開けたくありません!そして、技法を教えるのはレッスンです!』と思わず声が出てしまいました。
YouTubeへの思い違い
私も、好きな分野はYouTubeを観て楽しんでいるので、YouTubeが悪いとは言いません。
できるだけお金をかけたくない、遠くてお教室に通えない、子育てや介護で時間が取れない方にとって、YouTubeがあることでとても助かることもあると思います。
タティングが皆さんにとって気軽なものになるために、大いに利用していただいていいと思います。
でも、YouTuberはすべて無料で教えてくれる、欲のないいい人で、お金を取って教えたり、物を売る人は悪と思われるのは心外です。
YouTuberが視聴者の興味を集めて再生回数を増やし、広告で稼いでいる(それほど稼げないとは思いますが・・・)ということを知らない方が多すぎます。
もちろん、一生懸命時間とお金をかけてやっているYouTuberが悪いわけではありません。
それは新しい仕事の仕方であり、一般の人もできる趣味と実益を兼ねた優れた方法だとは思います。
でも見る側が、情報とは、当たり前に無料で与えられるべきものであると勘違いしていることが問題だと思うのです。
タティング的YouTubeのデメリット
YouTubeのメリットは先に書いた通りですが、デメリットもあります。
- 正しいとは限らない
- いろいろな情報がありすぎてどれを信じていいかわからない
- 手が早すぎたり、手加減がわからない
- レスポンスがない
などです。これはYouTubeを見てからお店にいらした方が皆さんおっしゃいます。
実際、パッキーン・パッキーンと音を立てて目を移している方や、つなぎめがねじれているYouTubeもあって、本当にがっかりします。
これを見て練習する方もいるのかと・・・
タティング的YouTubeとの付き合い方
●まず信用していいのは、どこかでレッスンをされている先生のYouTubeだと思います。
わからない人を教えたこともあるし、教えるポイントもわかっていますし、何ならどうしてもの場合はレッスンに行くこともできるからです。
●美しい作品を作っている作家さんのYouTubeは、全体の流れや、お道具の使い方、作品との向き合い方などの参考になると思います。
●難しい技法や、オリジナルの技法を見せてくれるYouTubeチャンネルは、ある程度タティングができるようになってから、こういうやり方もあるのね、参考になるわね♪という見方がおすすめです。
そしてYouTubeを見てもわからないということがあるなら、いろいろ探すより、いち早くお近くの単発のレッスンに行かれることをお勧めします。
せっかくレッスンにいらっしゃったのに『YouTubeではこうやっていたので・・・』と聞く耳を持たず、癖がついたまま直してくれないガチガチのYouTube信者も多いのです。
まとめ
修行0日でYouTubeで勉強して始めた高級寿司屋がバズっているとテレビでやっていました。
ああ、時代だな・・・と思います。
習ったことがない方が、YouTuberや先生になるのも時代なのです。
でもそれを受け取る側は、更新頻度や知名度にとらわれずに、中身の質を見る目を養わなければ、本当の情報は得られないと思うのです。
みなさんは、YouTubeを上手に使いながら、でもたまにはレッスンやお店にいらしてほかの方の作品や手の動きなども見ながら、ぜひタティングをお楽しみください。
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