レッスンしたいのですが、できますか?の問い合わせの闇

ハンドメイドビジネス

新年や新年度はタティングのレッスンのお問い合わせが増えます。

しかし、実際にレッスンにいらっしゃる方は思ったより少ないのです。

レッスンしたいのですが…までの勇気

お店をしていると、何屋さんだかわからず入られて

タティングレースは何?いつ発祥?どこ発祥?これ作るのに何日かかるの?レッスンやってるんですか?いつやってる?いくら?不器用ですが・・・編み物はできるのですが・・・何を作る?

とひとしきり質問攻めで、パンフレットやチラシを持って帰られる方が多く(いや、毎日)いらっしゃいます。質問攻めにあっている記事はこちら↓

ここにあると聞いて・・・とタティングレースがわかる人で、目的で来られた方ですら、ここにあるのがわかったから・・・とパンフレットだけ持って帰られます。

そして何年も何年も気になっていて、ようやくぽつぽつとお電話やお店で『レッスンしたいのですが・・・』ということになります。

やりたいと思ったらすぐにやってしまう無鉄砲な私としては本当に理解不能なのですが、人が行動するまでにはよほどの理由が必要なのだなあと思います。

ご予約いただければいつでもできますよの意味

レッスンはご予約をいただければ毎日のようにできます。
午前にご連絡をいただければ、空いていれば午後にでもできます。何なら今空いているから今でもできます。

そのようにお伝えしても、今はいいと帰られ、後日お店にいらっしゃってから『いつでもできるって言ってたから今からできますか?』と・・・

聞き違ってるのよね・・・ご予約をいただければを忘れてるのよ・・・

それでも、今できますか?とお店にいらっしゃる方や、お電話をいただける方は、よほどの決意があってのことだと思います。

Youtubeや本で何とかやっているという方の方がほとんどだと思いますので。

はじめてのタティングレースセット(初心者用)

内容: 書籍 1・シャトル1・レース糸 2色

タティングレースを基礎から学んで、最終的には繊細なモチーフが作れるようになる初級本に、太めで色違いで目が作りやすいよう糸を2色セットしています。使いやすい角付シャトルも1個セットです。

某レッスン予約サイトの闇

割と有名なレッスンの予約サイトに登録していたことがあるのですが
ここでのメリットはタティングを知らない人でも日付の空き状況や住所の近さなどで気軽にご予約がもらえることでした。

デメリットとしては

  • 30%取られ、すぐには入金にならない
  • キャンセルが多い
  • 直接ではなくサイトを通して連絡するのでアドレスなどが控えられず、リピートが少ない

そして何より、タティングなんてどうでもよくて、ちょっと空いた時間つぶしにやろうと思ったのに、初日がかなり難しく、何も仕上がらないことでした。


『ピアスとか作りたくて・・・』といらっしゃっても『思ってたんと違う・・・』と理想がガタガタと崩れていく音が聞こえるようでした。

タティングができるようになるまで我慢して目を作る練習をするというのは、タティングが絶対できるようになりたいというよほどの思い入れがある方にしか無理のような気がします。

それから、うちではないのですが5人の予約が入っていたのに当日5人ともキャンセルで、2時間近くかけて交通費をかけて先生がいらっしゃっても誰も来ないこともありました。
おそらくですが、同業者の嫌がらせだったと思います。

コロナでレッスンが変わった

そんなこんなで、予約サイトを停止し、レジに付いていた予約機能を使って予約を受け付けていましたが、コロナ騒動でそれも一時停止しました。
外出もままならず、オンラインレッスンに切り替わったのです。

オンラインレッスンについてはこちら↓

そのうちに個人の先生が増えていき、SNSで予約を受け付けたり、個人のネットショップにも予約機能が追加され、個人が個人に教える時代が来ました。
お店もお教室もない、顔も見えない、教わったことも教えたこともない、そんな先生のレッスンもあります。

なんならyoutubeや動画で無料で教える時代なのです。

そろそろ本当にお出かけしてほしい、対面レッスン、オンライン予約再開

この3年で本当にお出かけしなくなりました。
お買い物はネットショップ、お食事もデリバリーへと変わりました。
しかし、お店をやっている以上、お客様がいらっしゃらなければ終わります。

そろそろ対面レッスンを盛り上げて来客をふやさなければ・・・と思います。それにうちには、経験豊富な先生方がたくさんいらっしゃいます。
でも電話予約には勇気がいるのかも・・・とオンライン予約を再開しました。

Aphyu自由が丘店でのレッスンのオンライン予約はこちら

ポチっと予約できるものは、ポチっとキャンセルできるとわかっているのですが、レッスンとは【大先生に教えを乞うもの】という時代は終わり、【個人のスキルアップの為のツール】として、空き時間に食い込んでいかなければいけないのだと思います。

まとめ


前にも言いましたが『レッスンをしたいのですが・・・』といらっしゃる方は、本当にタティングがしたい方だと思います。

でもその30分の質問タイムをすぐにレッスンに使っていただければ、リング1個できるようになるのです。

近くにないから・・・休みが合わないから・・・とためらっている方も、本気なら有給取ってでも、飛行機に乗ってでもレッスンに来られる方はいらっしゃいます。

予約も質問も勇気のいることだと思いますが、ほんの少しの勇気で何かが変わることをぜひ体験してほしいと思います。

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